こちょぱん
- 湯のまちに小麦の香りを漂わせ、
日常に幸せを届けるベーカリー - 湯布院町に2011年10月にオープンしたパン屋さんです。
ゆふいん温泉に浸からせたベーグルは、温泉の恵みを受け、
しっとりもちもち。
ぜひ食感をお試しください。
温泉観光地として栄える由布院の賑やかなメインストリート・湯の坪街道とは異なり、ゆるりとした時間が流れる“花の木通り商店街”。地域とともに変わりゆく時代を生き、変遷を見守ってきた昔ながらの通りには、2011年の開店以来、地域の人々に愛されるパン屋さんの姿があります。
家族の朝ごはんや子どものおやつ、久しぶりに再会する友へのおもてなしに。
商店街の一角で営業する『こちょぱん』には、地域の方々からお母さんと一緒に手を繋いでやってくる小さな子ども、ビジネスマンまで、幅広い世代のお客さんが日々そのドアを開きます。
そして愛らしくユニークな店の名前は、意外にもオーナーである里見真由美さんの旧姓“古長(こちょう)”に由来しているとのこと。
「“こちょうのパン”だから“こちょぱん”。肩肘を張らずに私らしく、子どもでも読める店名にしたかったので決めてしまいました(笑)」。そう話して穏やかに笑う里見さんは生き生きとした明るい笑顔が印象的な女性で、東京のベーカリーで修行を重ねた後に生まれ故郷である由布院に店を構えました。
そして開店からしばらく経った頃に誕生したのが、返礼品として全国に届けている「おんせんベーグル」です。国産小麦や国産大豆をはじめとする材料を厳選し、独自の製法で仕込んだ生地を、焼き上げる直前に温泉に浸からせた人気商品は、温泉効果により食べ心地はしっとり。冷めたままでももちもちとした食感を楽しめ、一般的なハードタイプのベーグルとは異なる味わいに仕上がっています。
商品が誕生したきっかけは、観光でこの地を訪れた人々に “由布院らしいパンを届けたい”と考えたことから。「地域密着型のパン屋であっても、土地柄、旅行者のお客様も多く来店します。けれど以前は地域の特色を活かした商品は販売していなくて。遠方から来てくれた人々に喜んでもらうためには、お店の顔となる名物パンを作る必要があると思いました」。
試行錯誤の末にひらめいたのが、以前からファンの多かったベーグルの製造過程に温泉水を用いてみること。源泉数は約900、湧出量全国第3位を誇る由布院温泉は、名峰・由布岳の麓のいたるところから天然の湯が湧いているため、里見さんも幼い頃から天然の湯に親しんできたと言います。
そして里見さんが試しにベーグルを温泉で茹でてみると、驚くほどに生地が艶めき食感はもっちり! 密度の高い、ギュッと目の詰まった生地のオリジナル商品が完成したのです。
プレーンのほか、抹茶あずきやくるみ、チョコ、クリームチーズクランベリーなど、バラエティに富んだ味わいも人気の理由。温泉の恵みがもたらした美味しい幸せが噛むほどに滲む、湯のまちのベーグルをぜひお試しください。
※おんせんベーグルは由布院の温泉を使用し、水質については第三者機関にて検査し安全を確認しております。また、使用に関しては保健所より許可をいただいています。
生産者名 | こちょぱん |
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所在地 | 大分県由布市湯布院町川上3725-13 |
主な生産品 | ベーグル、サンドイッチ、菓子パンなど |
HP・SNS | https://kochopan.com/about/feature/ |