M4645●江戸明治和本等＞商家万宝要字海商家文字尽曽我状往来稀書往来物

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商品の説明

●江戸明治和本●商家万宝要字海［商家文字尽・曽我状往来・書札要字集］
【判型】半紙本1冊。縦222粍。
【作者】不明。
【年代等】江戸後期刊。［大阪］伏見屋嘉兵衛板。
【備考】分類「往来物」。『商家万宝要字海』は、江戸中期刊『〈士農工商〉童子要字海絵抄』の内容を一部入れ替えた往来物で、「商家文字尽」「曽我状往来」「書札要字集」から成る。「商家文字尽」は、見出しのない商家用語、衣服・織物・染色、食物之字尽、魚・鳥・貝・虫尽、草木字尽の5部毎に掲げる(7行・付訓(稀に左訓)で、少ないが一部割注も施す)。頭書には「諸職用字尽」と挿絵、冒頭に「鍛冶・番匠」「商いの起源」、末尾に「間尺之図」と関連記事を掲げる。「曽我状往来」は、いわゆる古状短編の「曽我状」（往復2通＊『富士野往来』第6・7状を抜粋・改編）とは異なり、その母体となった『富士野往来』から曽我兄弟に関する書状を多く抜粋したもので、『富士野往来』より第1・2・4・6・7・8・9状（ただし第9状は大幅に簡略化）の7通を抜粋・改編した往来物で（同内容の往来物が、江戸後期刊『〈御家流〉七ッいろは〈曽我状往来入〉』の後半部に所収）。この部分の頭書には曽我兄弟の事蹟を謡曲にした16番から「元服曽我」など3番を掲げる。また「書札要字集」は、書簡用語集で、ほぼ手紙の書き出しから結語までの流れに沿って要語・要句を8行・付訓で掲げ、稀に左訓や割注を施す。本文中に挿絵数葉を掲げ、頭書に一文中に謡の番組名を多数織り込んだ「謡番組文章」を載せる。このほか巻頭に「家事番匠の由来」「商いの由来」、また末尾に「文字来源」を掲げる。
★原装・題簽付・状態概ね良好（一部汚損）。稀書（他に所蔵無し）。
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