●江戸和本●習文録 1-4編 甲乙判 10冊揃 皆川淇園 漢詩文 漢文教育法

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習文録(1-4編・甲乙判)
【判型】半紙本1-4編・甲乙判各2巻10冊。縦225粍。
【作者】皆川淇園(愿・有斐斎)作。
【年代等】初編:安永3年9月、葛西欽序。甲乙判:文化8年8月、和久田寅序。安永3年~寛政10年初刊。江戸後期刊。[京都]菱屋孫兵衛ほか板。
【備考】分類「漢詩文」。李長波「江戸時代における漢文教育法の一考察― 伊藤仁齋の復文と皆川淇園の射覆文を中心に―」は次のように説く。『文林良材』「譯文式例」によれば、復文は、要するに、漢文の書き下し文から元の漢文を復元することによって漢文の作文と漢文法に習熟するための漢文教育法のことである。復文を発案し、それを最初に漢文教育に用いたのは、伊藤仁齊だが、仁齋自身、復文の方法について著作を残していない。一方、伊藤仁齋に遅れること約百年、同じく京都で漢学塾を開いた皆川淇園も、「射覆文」と称して漢文作法と漢文法の教育のために復文を用いたことが知られている。その教材を集めて出版した『習文録』(初編~ 四編)であり、復文の成績判定の基準となる同訓異義語の意味と用法を詳しく解説した『増訂習文録甲乙判』(上下)が今に伝わる。このように、江戸時代において伊藤仁齋によって考案され、漢文教育法として用いられた復文であるが、明治十八年に始まる旧制の文部省教員検定試験には少なくとも大正元年から昭和15年まで毎回欠かさず『復文」の問題が出題され、漢文の作文や漢文法にとって、少なくとも戦前までは有効な手段として用いられていた。/皆川淇園(1735*-1807)は江戸時代中期-後期の儒者。享保19年12月8日生まれ。「易経」をもとに字義、音声、文脈の関連を研究する「開物(かいぶつ)学」を独創し、門人に教授。晩年に私学弘道館をひらく。詩文、書画にもすぐれた。弟に富士谷成章(なりあきら)。子に皆川篁斎(こうさい)。文化4年5月16日死去。74歳。京都出身。名は愿(げん)。字(あざな)は伯恭。通称は文蔵。別号に有斐斎など。著作に「名疇(めいちゅう)」「淇園詩話」など(コトバンク)。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、10冊揃いが、1(明治期後印)~1(刊年不明)】。

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10400円●江戸和本●習文録 1-4編 甲乙判 10冊揃 皆川淇園 漢詩文 漢文教育法本・雑誌・漫画本



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